- 基準① 発生日:現場で使った日(原価として発生した日)
- 基準② 請求日:請求書が来た日(締め処理の入口)
- 基準③ 支払日:振込した日(資金繰りの管理)
※ 月次原価を安定させたいなら「発生日(または請求締め)」で計上基準を統一するのが近道です。
買掛金の「計上日」がズレると何が困る?
計上日がズレると、月次の原価と利益がブレます。
すると「今月の利益は本当に出ているのか?」が分からず、判断が遅れます。
- 利益がブレる:支払月にまとめて落ちて、急に赤字に見える
- 案件別原価が追えない:現場の数字が後追いになり、手当が遅れる
- 月末が荒れる:請求書の抜け・重複で、差戻しが増える
「入力が遅い」ではなく、基準が混在しているのが根本原因です。
ズレが起きる典型パターン(建設業あるある)
パターン1:支払日ベースで落としている
「振込した月に経費」とすると、締めのタイミングと現場の発生タイミングがズレます。
結果、月次原価がブレて、利益が信用できなくなります。
パターン2:請求書が月をまたいで届く
材料や外注は、締め日や発行タイミングが取引先ごとに違います。
請求が遅れると、原価の計上が翌月にズレやすいです。
パターン3:現場(案件)紐づけが弱い
請求書やレシートが「会社の経費」で止まっていると、あとで現場振り分けが必要になります。
これが月末の差戻し・確認増加につながります。
経理の正しさより先に、月次でブレないことが大事です。まずは「基準」を揃えましょう。
数字がブレない「最小ルール」(まずはこの4つ)
- ルール1:計上基準は「発生日(または請求締め)」で統一する
- ルール2:請求書は「締め日前後に必ず回収」する(週1回でもOK)
- ルール3:請求書/支払は必ず「現場(案件)」に紐づける
- ルール4:未払(買掛)は「一覧で見える状態」にする
これだけでも、「今月の原価」が読みやすくなり、月末の確認が減ります。
例:月末締め → 月末までに届いた請求は今月原価、未着は翌月(ルールで統一)など、会社に合わせて“固定”します。
現場で回る運用フロー(週1回でOK)
- ① 週1回:請求書/領収書を回収(写真でもOK)
- ② 回収時:現場名(案件)と発生日だけ先に確定
- ③ 月末:未払一覧を確認して抜けを潰す
- ④ 締め後:支払は資金繰り管理として別で追う
ポイントは、支払のタイミングに引きずられず、原価の計上基準を固定することです。
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